お菓子づくりのプロであるパティシエ。
お菓子の本場であるフランスでは、
パティシエが医師に並ぶほどの
権威を持つ職業でもあります。
日本国内ではそこまで知られていないものの、
多くの有名洋菓子店が認知されつつあるため、
少しずつ知名度も上昇中です。
また、ドラマでもパティシエが
主人公やヒロインとして登場するなど、
物語の題材にされることも増えました。
このような背景から、パティシエに憧れ、
パティスリーの世界で働きたいという人も
いると思いますが、
一方で「自分はパティシエに向いているのかな」
と悩んでいる人は
少なくないのではないでしょうか。
ここではパティシエに向いている人は
どんな人か、見ていきましょう!
パティシエの適性①お菓子づくりが心から好き
パティシエに向いている
何よりもいちばんの適性は、
お菓子づくりがとても好き、という人でしょう。
とにかくお菓子を作ることが好きな人は、
無条件でパティシエに向いているでしょう。
もちろんお菓子づくりが好き、
というだけでずっと続けられるかは別ですが、
この気持ちがなければ、
すぐに挫折してしまうことでしょう。
たくさんの人に喜んで食べてもらえる
お菓子を作りたい、という思いがあれば、
それ以外のことはなんとでもなるはずです。
好きこそものの上手なれ、
という言葉がある通り「好き」は、
才能を含めて全てを凌駕するといわれるほど
大切なことだと思います。
お菓子づくりが好きだ、
という自負がある方は、
目指してみる価値はじゅうぶんにありますよ。
パティシエの適性②同じ作業を淡々とこなせる
実際のところ、パティシエの仕事のほとんどは、
毎日同じお菓子を
一定の品質で作り続ける作業です。
つまり単純作業をミスなく、
いかに早くこなせるかが重要だということ。
外から見れば、華やかな仕事ではありますが、
毎日たくさんのお菓子を提供するわけですから、
その分たくさん作らなければならないのです。
そしてお客様が求めているのは、
そのお店のいつもの味。
お客様はお店の「あの味」を求めて
来店されるわけですから、
味にブレのないように
一定の品質と味を守ることが大切なのです。
来店する度に味が変わってしまうと、
お客様が離れていってしまう原因にも。
ですから安定して同じ品質で作り続けるために、
淡々と作業をこなせることは、
とても大切な適性なのです。
実際のところ同じ作業の連続は、
毎日続けていれば確実に慣れてはきますが、
淡々と同じ作業を続けられる人は
パティシエの仕事にも向いています。
パティシエの適性③試行錯誤ができる人
パティシエの仕事は淡々とした作業が多いのは
間違いないでしょう。
ですがだからといって、
工夫が必要ないかといえば、
まったくそうではありません。
なぜなら一定の品質を保ちながらも、
常に新しいことを取り入れ続け、
お客さまを飽きさせず、
満足してもらうことがパティシエには
求められるからです。
季節ごとの商品やまったく新しい規格、
そして今ある商品のアレンジや改良まで、
常に学んで試行錯誤を続けることができる人に
適正があります。
とはいえ、
パティシエに興味を持っているあなたなら、
きっと新しいことにチャレンジすることが
大好きな人だと思いますよ!
パティシエに向いていない人
パティシエを目指している人の中に、
当てはまる人はまずいないと思いますが、
向いていない人についてもご紹介します。
かんたんにいうなら
「適正がある人の正反対の人」ということです。
①楽をしたい人
滅多にいないとは思いますが、
パティシエを目指したいのに
「楽をしたい」という人がいるのなら、
もしかすると向いていないのかもしれません。
パティシエは基本的に楽な仕事ではなく、
どちらかというと大変な仕事の
部類に入るでしょう。
ですがその大変さ以上のやりがいがあるからこそ
みんなが続けたいと思う仕事なのです。
楽よりも楽しさややりがいを求めて
がんばりたいですよね。
そもそも楽な仕事を見つけること自体、
楽なことではない気もします。
②新しいことを勉強したくない
「新しいことを勉強したくない」という人には、
パティシエになるのは難しそうです。
なぜならパティシエには、
つねに新しいことを学び続けることが
求められるから。
流行しているお菓子の動向や、
新しい技術や素材、
そして基礎知識に関しても、
知らないことなら自分から
勉強しなければなりません。
どれだけ専門学校で勉強をして、
国家資格を取ったからとはいえ、
それはあくまでスタートラインに
立っただけです。
ですが自分で学んだことを仕事で試し、
うまくいった時には、
それがかならず自信につながるはずです。
新しいことを学び続けるのは、
楽ではありませんが、
つねに前に進み続けましょう!
③お菓子が好きではない
お菓子が好きじゃない人には、
パティシエになることは、
かなり難しいのではないでしょうか。
お菓子を愛せる人じゃなければ、
人が喜ぶお菓子も
きっと作ることはできないはず。
おそらく滅多にいないと思いますが、
それでもパティシエを目指すのなら、
まずはお菓子を好きになってください。
好きじゃないことに情熱を捧げるのは、
とてもむずかしいことなのです。
いかがでしょうか。
パティシエに向いている人の
特徴をご紹介しましたが、
当てはまるところはありましたか?
「全部あてはまった!」という人も、
「全然あてはまらない・・・」という人も、
これから努力を怠らずに
一人前のパティシエになれるように
頑張っていきましょう。
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